2013/8月掲載

「スニーカーズ」「高地戦」


 

スニーカーズ

 

1993年日本公開 アメリカ映画 上映時間 206

 

STAFF

 監督・・・フィル・アルデン・ロビンソン

 脚本・・・フィル・アルデン・ロビンソン

      ローレンス・ラスカー

      ウォルター・F・パークス

 撮影・・・ジョン・リンドリー

 音楽・・・ジェームズ・ホーナー

            

 

            CAST

             マーティン・ビショップ・・・・・・・・・ロバート・レッドフォード

             ドナルド・クリース・・・・・・・・・・・シドニー・ポアチエ

             ダリル・〝マザー″・ロスコー・・・・・・ダン・エクロイド

             カール・アボガスト・・・・・・・・・・・リヴァー・フェニックス

             アーウィン〝ホイッスラー"・エメリー・・デヴィッド・ストラザーン

             コズモ・・・・・・・・・・・・・・・・・ベン・キングズレー

             リズ・・・・・・・・・・・・・・・・・・メアリー・マクドネル

 

 

1969年、コンピュータ・マニアの学生2人が政府機関や大統領の銀行口座に侵入し、寄付と称して大金を動かし

 

ていました。たが当局の知るところとなって、その一人コズモは逮捕されてしまいます。25年後、サンフランシ

 

スコでスニーカーズと呼ばれる集団が活躍していました。彼らの仕事は依頼人のビルに侵入し、警備状況の盲点

 

を指摘すること。ビショップをリーダーに、元CIAのクリース、19才のコンピュータ・マニアのカール、ビル

 

侵入とメカのプロ、マザー、そしてオーディオの天才で盲点のホイッスラー。ある日、ビショップのもとに

 

NSA(国家安全保障局)の男たちが訪れ、天才数学者ジャネック博士が開発した超高性能の暗号解読器ブラッ

 

ク・ボックスを盗み出すよう依頼します。断わるビショップに、男たちはビショップの過去をちらつかせます。

 

実は彼こそが25年前違法なコンピュータ操作をしていたもうひとりの学生だったのです。いやおうなく依頼を引

 

き受けざるを得なかったスニーカーズは博士の研究室を監視し、ブラック・ボックスのありかを発見、博士の留

 

守に研究室に忍び込み入手に成功します。しかし、それがどんなコンピュータにもアクセス可能な、キーワード

 

不要の暗号解読チップだと判明し・・・。

 

およそ20年前の作品ですが「ブラック・ボックス」があまりにもチャチで笑えます。

 

監督は「フィールド・オブ・ドリームス」のフィル・アルデン・ロビンソンです。

 

懐かしいシドニー・ポアチエや今は亡きリヴァー・フェニックスが出演しています。

 


(C) 2011 SHOWBOX / MEDIAPLEX AND TPS COMPANY ALL RIGHTS RESERVED.
(C) 2011 SHOWBOX / MEDIAPLEX AND TPS COMPANY ALL RIGHTS RESERVED.

 

 

2011年製作 韓国映画 上映時間213 <予告篇>

 

 STAFF

  監督・・・チャン・フン

  脚本・・・パク・サンヨン

  撮影・・・キム・ウヒョン

  音楽・・・チャン・ヨンギュ

       タルパラン                   

 

 

                    

                    CAST

                     カン・ウンピョ・・・シン・ハギュン

                     キム・スヒョク・・・コ・ス

                     シン・イリョン・・・イ・ジェフン

                     ナム・シンシク・・・イ・デビッド

 

 

1953年冬。南北朝鮮の戦争が泥沼化する中、板門店では2年前に始まった停戦協議が難航し、アメリカと北朝

 

鮮、中国の三者が南北境界の線引きを巡って火花を散らしていました。そんな中、自分の任務に嫌気を覚えて

 

いた韓国軍防諜隊中尉カン・ウンピョは、公然と軍の方針に異を唱えて最前線である東部戦線への着任を命じ

 

られてしまいます。激戦地のエロック高地で戦死した中隊長の遺体から、味方の弾丸が発見されたのです。

 

その調査がウンピョの任務でした。敵軍の内通者がいると見られるのはワニ中隊。そこに、戦死したと思って

 

いた友人、キム・スヒョクがいることを知ったウンピョの脳裏に、ある記憶がよみがえります。

 

開戦直後の19506月末。ウンピョ率いる小隊は北朝鮮軍の捕虜となるのですが死を覚悟した小隊に

 

向かって、敵軍の隊長は“この戦争は1週間で終わる。故郷に隠れて、終戦後に祖国再建に務めろ”と告げ、

 

ウンピョたちは釈放されます。しかし、負傷したスヒョクは傷の手当てのためにと、北朝鮮軍に連れ去られた

 

のでした。

 

小雪の舞う高地。前中隊長の死の謎も解けないまま、高地を奪い合う消耗戦が果てしなく続きます。

 

さらに、ワニ中隊が“2秒”と呼んで恐れる凄腕の狙撃手が登場します。そして迎えた727日。板門店で停戦

 

協定が成立。しかし午前10時に成立したその停戦協定の発効は12時間後。つまり午後10時時点での最前線が軍

 

事境界線になるのです。停戦で歓喜に沸き立つワニ中隊に届けられたのは、最後の出撃命令でした。

 

何の変哲もない山を取ったり取られたりするたびに兵士の命が失われていきます。最後の闘いの時間はたった

 

12時間です。軍事境界線(38度線)が少々北に行こうが南に下がろうが大きな違いはないと思いますが、

 

「政治」がそれを許しません。命を粗末にしてまで死守する(させる)それが戦争というものだと嫌でも認識

 

させられます